茅ヶ崎市 人工透析 血液透析濾過 夜間透析 臨時透析 食事療法 「茅ヶ崎セントラルクリニック」

クリニック通信

令和4年4月1日

 うららかな好季節を迎え、桜の便りが相次いで届くようになりました。
今年の休眠打破(:前年に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること)は全国的に概ね平年並みとのことです。
 4月は新年度とあるように、新しい生活が待っている人も多いでしょう。
 また、4月から変わる法制度もあります。社会保険の適用拡大や育児・介護休業法の改正など「働き方」に関する変更が多く見受けられますが、民法の改正により成年年齢が20歳から18歳に変わるのもこの4月からです。親の同意がなくても、携帯電話の購入やクレジットカードを作ったり、アパートを借りることもできるようになります。

したがって「自己責任」という言葉がついてきます。契約にはさまざまなルールが伴います。親の同意は不要ですが、アドバイスを受けるようにし悪質なトラブルに巻き込まれないようにしたいものです。

医療業界はというと診療報酬改定と薬価改定があります。
診療報酬はコロナ渦で初めての改定となりますが、大きなトピックスとしてはコロナ禍並びに超高齢化により、年々増大を続ける医療費を抑えたいと考える政府は、「リフィル処方箋」という新しい仕組みを導入することを決断しました。具体的には、医師の診察に基づき症状が安定していると認めた患者に対して、薬剤師による服薬管理のもと、処方箋を最大3回まで反復利用できる仕組みです。 
 患者は何度も医療機関に受診しなくて良くなる一方、毎月の症状確認を薬局に委ねることになることから、医療機関と薬局の密な情報連携が求められています。

透析治療ではどんな改定があるでしょうか。

新設されたものでは「透析中の運動療法に係る評価」があります。
「人工腎臓を算定している患者に対して、透析中に当該患者の病状及び療養環境等を踏まえた療養上必要な訓練等を行った場合の評価を新設する」とあり、つまり透析中に運動を行った場合に評価されるというものですが、当クリニックではまだ導入されておりませんが、これが新しい透析の形として定着していくのか、今後の動向に注目していきたいと思います。

さて、茅ケ崎セントラルクリニックは設立から34年目の春を迎えます。
コロナ渦では3度目の春となりますが、基本的な感染対策を行いながら、この春も患者さんの治療に真摯に向き合い、地域の透析医療に貢献していきたいと思います。

「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。
何卒よろしくお願いいたします。

医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 仙賀 裕

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