令和2年6月1日
しっとりとした空気に緑の香りが漂う初夏の候、いかがお過ごしでしょうか。
６月は梅雨（つゆ）の時期ですが梅雨とは、晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる気象現象で、また、その期間をさします。 晩春～夏頃には、オホーツク海高気圧と太平洋高気圧の間に梅雨前線ができます。
梅雨前線の生成には、ヒマラヤ山脈による偏西風の蛇行が関係しています。蛇行した偏西風が日本付近で合流する事と、偏西風の蛇行により、オホーツク海高気圧を作る事に関係しています。
太平洋高気圧の勢力が増すと梅雨前線も北上していき、やがて消滅、梅雨明けとなります。
北海道では、「蝦夷梅雨（えぞつゆ）」という言葉はありますが、梅雨前線が北海道付近まで北上する事はほとんどなく、梅雨の現象がはっきりしないため、北海道では梅雨がないとされています。
梅雨の期間に入る事を「梅雨入り」、梅雨の期間が終わる事を「梅雨明け」といい、梅雨入り、梅雨明けは全国１０箇所ある、気象台（地方予報中枢官署）から発表されます。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言以降ご自宅で過す時間も増えていると思いますが、梅雨に入り雨が続くと外出する機会は更に減るかもしれません。
慢性的な運動不足が心配されますが、それに伴うフレイルも気になります。
フレイルとは、加齢に伴い筋力や活動が低下している状態のこと。
長く続けば全身状態に影響を及ぼします。
次の内容に心当たりはありませんか？
６ヶ月以内で２～３Kgの体重減少がありましたか？
以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか？
ウォーキング等の運動を週に１回以上していない。
５分前のことが思い出せない。
（ここ２週間）わけもなく疲れたような感じがする。
３つ以上あてはまればフレイルの状態です。
フレイルは予防ができます。
厚生労働省のフレイル予防事業によると、ポイントは３つ。
「栄養・身体活動・社会参加」です。
よく噛んで食べ、適度に運動をして、
たくさん笑いましょう。
「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏なきよう努めてまいります。
何卒よろしくお願いします。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 仙賀 裕
