令和2年4月1日
春のやわらかな日差しと爽やかな風が心地よい季節となりました。
二十四節気の中にある「清明（せいめい）」、2020年は4月4日(土)です。
「清浄明潔（しょうじょうめいけつ）」の略で万物が清らかで生き生きしているという意味です。
花が咲き誇り、鳥は歌い、すべてのものが春の息吹を謳歌する頃です。この時期に、東南から吹いてくる穏やかな風を「清明風（せいめいふう）」といい、北風の吹く季節が終わり暖かい春の到来を告げる風です。
春は、気候はもちろんのこと、新生活や環境の変化の多い季節です。
気温高低差に伴う体温調節や、環境の変化や新しい事を始める上での心の疲労など、変化に順応できず、体と心にストレスを与えてしまい、自律神経も乱れがちになってしまいます。過剰なストレスは健康に悪影響を及ぼしかねません。「不安や心配が頭を離れない」「すぐ疲れる」「何事にも興味がわかない」
「寝つきが悪い、よく眠れない」「だるさが続く」など、気づかぬうちに、ストレスが強くなっていることもあるので注意が必要です。
心のバランスを整えるには、「休養をとる」「栄養バランスのよい食事をとる」
「体温調節をしっかりと」「生活のリズムを整える」ポイントとなる時間は「起きる時間」「寝る時間」「朝昼夕の食事の時間」です。無理はせず、毎日なるべく同じ時間になるよう心がけましょう。休日は何もしない、のんびりした時間も必要です。音楽を聴いたり、散歩をしたり自分に合った対処法を見つけましょう。
さて、新しい制度や制度の変更なども新年度の４月からスタートします。
医療の分野では、2年毎の診療報酬改定の年度でもあります。
中央社会保険医療協議会において、「健康寿命の延伸，人生100年時代に向けた『全世代型社会保障』の実現」「患者・国民に身近な医療の実現」「どこに住んでいても適切な医療を安心して受けられる社会の実現，医師等の働き方改革の推進」「社会保障制度の安定性・持続可能性の確保，経済・財政との調和」を基本認識の下に，「医療従事者の負担軽減，医師等の働き方改革の推進」「患者・国民にとって身近であって，安心・安全で質の高い医療の実現」「医療機能の分化・強化，連携と地域包括ケアシステムの推進」「効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上」の4つの視点から審議が実施されました。
当法人は、設立から32回目の新年度を迎えます。患者さん、従業員はじめ、クリニックに関わっていただいている全ての皆様のおかげで今年も無事、新年度を迎えることが出来ました。私、院長の仙賀と吉田副院長を中心とした組織体制を磐石なものにし、地域医療の一層の発展に貢献していく所存でおります。
何卒当院の趣旨をご理解いただき、倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申しあげます。
「患者様第一」を心掛け、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。
何卒宜しくお願い致します。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 仙賀 裕
